10年前の成果
「あのとき一緒に働いていて良かったです」
10年前の仲間に最近言われた言葉です。
ここしばらくの間でダントツに嬉しかったことでした。
10年前はスポーツクラブ、フィットネスセクションのチーフでした。
当時は自分で考えても厳しいチーフだったと思います。
下について働いていてくれた皆は、運が良かったのか悪かったのか・・・。
最近は注意してくれる先輩や上司が激減している状況をみると「運が良かった」のだと思いたいです。
さて、その際の私の目標は「若いトレーナーをいっちょまえさせる」ことでした。
職はトレーナーでなくても構いません。スポーツクラブを卒業し、社会に出てやってけるだけの考え方や姿勢、規律、態度を特に指導したつもりです。
そこでいつも考えていたのが「10年後の姿」でした。
あのときこんな経験ができたから何とかやれている、と少しでも感じてもらえればいいなと。
そして10年後の今、そのときの仲間と会ったり連絡したりする機会が増えています。
そこで言ってもらえた言葉が
「あのとき一緒に働いていて良かったです」
でした。
いろいろ指摘したことや説教したことを覚えていてくれていました。
中でも、あるスタッフが皆で遊びにいった帰り道の車内で4-5時間かけて説教した出来事があり、そのエピソードを話してくれ、
「あの話があったから今の仕事が出来ています」との言葉をくれました。
「10年後の姿」を考えて行っていた指導。
しっかりと形ができていたんだなと感じれる出来事です。
厳しくしたけどやってたことは合っていたんだなと。
今はフリーランスで基本的には上司も部下もいない仕事です。
ですが年齢的にもキャリア的にも「伝えていく」立場であることに変わりはありません。
今後の役割も考えて行動していこうと思える出来事でした。