私の考えに近い記事 training journal 2017.11

トレーニングジャーナル2017.11号に、動作を見る注意点の記事が掲載されていました。

この見方が「自分が考えているものに近い!」と感じましたので紹介します。

 

あくまで私が読んだ解釈です。

この方の動作を見るポイントは、

 

①重心の移動

②セグメント(体節)がどう動いている

③より重い体節に動きは左右される

 

このような感じかと思います。

 

私もまずは①の重心を見ます。

そして②のセグメント、特に上半身の質量中心が下半身の質量中心にしっかりと乗っているかを特に見ています。

スクワットの上半身質量中心は、だいたいTh10あたりです。そこが下半身質量中心、基本的には足底の中央部になるでしょうか、そこを見ます。

もっと細ければ大腿部の中心、下腿部の中心とも合っているかも確認することもあります。

それらがずれていれば何らかの原因によりエラーが生じているのかと考えています。

 

記事にはランジ動作による見方も例にあがっていました。

特に踏み込む動作のフォワードランジは私も確認でよく使います。

 

多いのがこのような例です。

踏み込みから戻る際に、先に上半身を後方に反らして戻る動作。

上半身質量を後方へ勢いよく移動させ、その慣性で戻る作戦です。

床を蹴れる力がない、腹部で支えきれない、などの理由があげられるかと思います。ダイナミックな動作でありがちな動きです。

 

このように上半身、下半身質量中心を合わせることを特に気にしています。

もちろん目的によって変わりますが、概ね必要な方がほとんどではないでしょうか。

 

ちなみに、指導の際にこの内容を伝えることはほぼありません。

ややこしいし、クライアントさんはそれを求めているわけではないので・・・。