ラジオ体操を教える
先日、あるクライアント様から「ラジオ体操をみてほしい」と言われました。
その方は毎朝近所の公園に行き、通年ほぼ欠かさず参加をしています。
そういえば私は久しくラジオ体操なんてやっていません。
ですが覚えているものですね。順番通りやれば体が勝手に動きます。
そして実際ひとつずつ実施してみると・・・なかなか侮れませんね、ラジオ体操。
さて、その方の課題は3つあります。
ひとつは「伸び」。ラジオ体操でところどころ出てくる伸びの動作が苦手です。
意識しないと踵が浮かず、上半身のみの伸びをしてしまっていました。
いわゆるカーフレイズを意識し、全身で伸びができるように調整しました。
そして「腹圧」。
猫背が強く、腹筋を意識しないとどうしても抜けてしまいます。
ですのでその意識を追加。
最後に「膝の曲がり」。
先ほどの伸び動作の前段階の動作です。
少し膝を曲げ、勢いをつけながら伸びる、という感じでしょうか。
その場でジャンプをするときは必ず少ししゃがみますよね?その動作ができなかったのです。
その動作を入れることで、床を蹴れるようになります。
床を蹴れれば移動効率も上がります。
このような感じでラジオ体操をパーソナルで実施しました。
ひとつひとつ分解するとラジオ体操は全身の連動を意識できます。
奥が深い!!
余談ですが、某専門学校では授業の初期でラジオ体操をしていたそうです。(今は分かりません)
最初の動作はみなさん覚えていますか?
「腕を前から上げて背伸びの運動〜」 ですよね。
この時に、腕を少し引き、勢いをつけてあげると注意されたそうです。
なぜかというと、
「一番最初の運動でバリスティック(勢いを使った動作)を使ったらダメだ!ただまっすぐ腕を上げなさい!」
とのこと。
奥が深い!!