トレーニングは無意識下へ②

歳を重ねるにつれ、指導歴ばかりベテランになっていく。

言葉がけの内容、タイミングなどいまだ試行錯誤の繰り返しです。

 

今意識して指導している内容はこれです。

 

「何をポイントにしてやってもらうか」

 

私は3パターンあると考えています。

①内因性

②外因性

③バイオフィードバック(外因性に含まれると考えていますがあえて別枠で)

 

①内因性は、自身の中にある感覚をメインにやる動作と考えています。

いわゆる「イメージ」

スクワットでの足底全体の荷重の感覚、イメージキューのように〇〇をするように!などがあたります。

 

②外因性は、外から得られる情報を頼りにやる動作。

スクワットでの膝の向きを鏡で確認する、天井にある何かをめがけてジャンプする、などです。

 

③は心拍数など自覚制御が難しいものを音や光などに置き換えて確認するもの。

あまり現場で使う機会は今のところありません。

 

 

私はこの内因性と外因性を使い分けて指導しています。

 

この2種類は効果に差があります。

例えば遠くに手を伸ばすリーチ動作。

何かをイメージした①内因性と、外部ターゲットを利用した②外因性ではどちらが成績が良かったか?

 

答えは②外因性という記録があります。

 

単純に数字といった効果を上げるには外因性が有利です。

ですが私が目指す運動の効果のひとつとして無意識下の運動があります。

外因性でバリバリ意識させると力が抜けない状態になることが多くあります。

 

力を抜かすには、内因性でその方に合ったイメージを伝えてあげるのが良いと考えています。

その変わり記録が伸びる可能性は下がります。

 

何を目標にするかの使い分け、大事ですね。