トレーニングは無意識下へ

私のパーソナルは機能改善がメインです。

痛みの予防と改善、痛みの出ない動き作り、効率の良い動き作り、などが目的の方がよく受講してくれています。

 

使う手段として、ある動作を修正するために〇〇のトレーニングを行いましょう!と言った、いわゆる「コレクティブエクササイズ」を多く採用してきました。

現在もその手法を利用していますが、最近はやや疑問も生まれています。

 

「意識的なエクササイズでパフォーマンスはどれだけ上がるのか?」

 

日々、試行錯誤を繰り返しています。

 

例えばランジの膝の向き。「鏡見てまっすぐに!」なんてよく言いますが、生活や競技に活かせているのでしょうか?

「動きが良くなった!膝が痛くなくなった!」

喜ばしいことです。ですがもしかしたら効果が出たのは筋力が上がっただけなのでは?

それはそれで良いのですが、それではアセスメントした意味がありません。ランジを選択した意味がありません。

何でも良かった、更に言えば指導したのが自分じゃなくても良かった、ってことになってしまいます。

 

基本的にパフォーマンスが求められる場面は無意識下だと思っています。

例えば何かの試合中に、足の踏み込む位置や角度を事細かに気にする人はあまりいません。(クローズドスキルの競技ならいるかもしれません)

事細かに気にしながら競技をしている人は、あまり高パフォーマンスを出せていない傾向もあると思います。

 

意識下⇒無意識下へ

 

赤ちゃん体操で有名なDNSでは、大脳皮質下へのアプローチを推奨しています。

少し昔の文献ですが「運動学習とパフォーマンス」では運動制御の仕組みとタイミングなどについて説いています。

 

改めて勉強中です。なんとなくまとまりつつありますので近いうちに紹介します!