シニアリーグ全日本大会メディカルサポート

先日、神宮球場にて中学野球シニアリーグ全日本大会準決勝のメディカルサポートに参加してまいりました。

サポート内容は試合前後のコンディショニングチェック(主に投手中心)、試合中に生じた怪我(デッドボールなど)の確認、応急処置などです。

試合中は記者席から試合を観戦。一瞬の見逃しで怪我の瞬間を逃してしまうなど起きるので気は抜けません。

この日は準決勝の2試合を担当。そこまで大きなトラブルもなく、無事役目は果たせたかなと感じています。

 

さて、そこで感じたことを書こうかと思います。

 

まずは技術。

中学生とはいえさすが全国の舞台!レベルが高い!

勝利チームのエース(翌日の決勝で勝利し全国制覇達成!)の試合後のメンテナンスは私が担当しました。

185cm 80kg 球速は135kmほど。

今行っている甲子園でも130km半ばが出れば戦えていますので、素晴らしい技術と身体能力だと思います。

 

そして体格。

この投手は前述したように体格に恵まれています。

ですがその他の選手はやはり中学生、まだ成長期です。

技術はあっても「線の細い」子たちが揃っています。

 

最後にトレーニング。

トレーナーとして考えたいのは、「この子たちにどういったトレーニングを行うか?」です。

体幹トレーニングが良いとかファンクショナルトレーニングが良いとか色々言われています。

medical & conditioningを謳っている私としては「ケガをさせない」を第一に考えたいところですが。

(このトレーニングについてはまた後日。ちなみに私は中学生あたりには体幹&ファンクショナルはまずやりません。)

 

 

色々書きましたが、私が言いたいのは「トレーナーが指導できる環境が整っているか?」ということです。

 

私が見させてもらったこの投手。単純に身体が硬いんです。

これまで多数の高校球児やその他スポーツ選手の身体を見させて頂いたときも「硬い!」という印象を受けました。

これらはものすごくオーソドックスなストレッチで解消できる硬さです。

柔らかくなるだけで怪我のリスクが減らせ、あわよくばパフォーマンスも上げられるかもしれない。(もちろん下手したら下がるかもしれません)

さまざまなチーム事情はあるかと思いますが、こういった習慣がつけられるシステムが確立できたらなぁ、と感じた1日でした。