インソールの考え方
「ひとつのテーマに対しての考え方の違い」
先日、「入谷式足底板 導入編」のセミナーに参加してきました。
今更ですが、日本の足底板といえば入谷先生が最初に名前が上がります。
長いことタイミングが合わず参加できないでいたセミナーです。ようやく参加できました。
さて、内容はというと一言で「難しい」です。
ですが正確に調整できればかなりの効果が期待できます。
何度も試行錯誤を繰り返しながら「当たり!」にだどりつくまで調整を繰り返しました。疲れました・・・。
慣れた方が現場で作成してもそれなりの時間を要するようです。
もちろんキャリアを積むことでそのあたりは短縮されてはきますが。
さて、今回のブログのテーマは「考え方」です。
ここではインソールの考え方について挙げたいと思います。
私はパーソナルの現場にてクライアント様のインソールを調整することがあります。
そのため、今回の入谷式も含め、いくつかの団体が主催するセミナーに参加してきました。
それぞれ独自の研究、理論、結果から手法が異なります。
そしてそれぞれにしっかりとした効果も得られる内容です。
そのうちひとつのセミナーでの話です。
インソールセミナーといえば個々に合わせたオーダーメイドが想像されます。
足型をとって、歩いてみて、調整して、合わせてみて・・・。今回の入谷式はまさにそれです。
ここでのインソールセミナーは違います。いわゆる市販品。サイズの違いはあるものの全て同じデザインです。
「これでは個別での細かい効果は得られないのでは?」と思いましたが、セミナーでのお話で全て納得がいきました。
それはこういった内容です。
「我々のインソールは確かにフルオーダーではないが、(研究など結果から)よく作られたインソールであれば8割がた改善できる。我々はその8割を狙っている。8割改善できれば様々なものが楽になるはず。」
さらに私を納得させてくれたのがこれです。
「フルオーダーで時間をかけるくらいであれば既製品で8割改善させて、その分他の機能改善のアプローチを行った方が効率が良いのでは?ツールでなんとかできるものは頼るべきだ。」
今回参加したセミナーはフルオーダーのものです。
10割になるべく近づけるために何度もチェックしては修正します。
そこにはかなりの時間と労力がかかります。
そこをツールで何とかしてしまおう!という考え方です。
これは考え方に違いですので、正解がどうというわけではありません。
どの考え方に共感するか?です。
①「時間をかけて10割を狙う」
②「ツールに頼って8割、余った時間を別のアプローチに」
ちなみに私は②です!(もちろんケースバイケースですが)
皆さまはどちらを選びますか?